【失敗談】kindle出版に1年取り組んだ結果を公表します。売れなかった理由を考察。

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こんにちは、世界最大のげっ歯類のカピバラです。

本記事では、去年1年でkindle出版をした結果を包み隠さず報告させていただきたいと思います。

早速ですが、出版した月当たりの冊数は以下となっております。(2023年)

1月2月3月4月5月6月7月8月9月10月11月12月合計
1冊0冊0冊1冊0冊2冊6冊0冊0冊0冊0冊0冊10冊

また、ロイヤリティに関しては下記のグラフの通りです。

カピバラ

ロイヤリティは規約上詳細な数字をお見せできません。15000円ちょいのロイヤリティがあったと言うことでお願いします。

また、よく見ると出版された本は13冊となっていますが、3冊は今年発売したので除外です。

ということで、見ての通り惨敗でした。

10冊書いて1年で15,000円ちょいは、正直言ってかなり割に合いません。時給換算など恐ろしくてできません。

kindle出版で成功されている方は、月に万単位以上のお金を稼ぐそうですが、やみくもにやればできるわけではないということが改めてわかりました。

カピバラ

気づくのが遅い…

正直このような結果をインターネットに上げることは恥ずかしいのですが、本当に恥ずかしいのはここからです。

はっきり言って、全くと言っていいほど戦略的にkindle出版に取り組んでいなかったのですよね。

行き当たりばったりで、何も考えずにとにかく書いて出そうというスタンスで続けてしまっていました。

そこで、本記事では改めてkindle出版で成功するために必要なことを自分なりに考え、備忘録として残そうと思います。

ちなみに、あくまで本記事は失敗した人間の反省であって、こうしたから成功したという内容ではございません。

もし、そのような情報を知りたければ私の尊敬するしゅーぞーさんのTwitterを見た方がはるかに有益です。

出典;しゅーぞーさんのX(旧Twitter)アカウント

とはいえ、失敗した人から得るものがあるというのも事実です。

特に、これからkindle出版をされる方は私の記事はお役に立てるかと思います。

そして、私を反面教師として下さる方が1人でも出れば、この記事を書いた甲斐があります。

カピバラ

『こんな失敗している人もいるんだ』という物珍しさで見ていただくのもありかと思います。

それでは、本題に入っていきます。

目次

そもそもkindle出版で成功する(多くのロイヤリティを得る)ためには?

この記事を書くにあたって、今更ですが私なりにkindle出版の仕組みから、成功するために必要なことを考えてみました。

まずは、その分析についてお話ししていきます。

まず、大前提としてkindle出版は、amazonが運営する電子書籍プラットフォームであるkindleに自分が書いた本を出版します。

その本が購入されることによってロイヤリティが入ります。

また、読み放題のkindle unlimited(アンリミ)の対象に自分の本を登録された方は、その本が1ページ読まれるごとにおよそ0.3〜0.5円ほどのロイヤリティを得ることもできます。

カピバラ

購入される、あるいは読み放題で読まれるとロイヤリティが発生します。

つまり、kindle出版で稼ぐためには、本をたくさん購入してもらう。あるいは本をたくさん読んでもらう必要があります。

そして、そのために必要な因子を考えてみましたが、おそらく下記のように因数分解できるのではないでしょうか。

自分の本が購入される数=本を知ってもらう機会の多さ×購入してくれる人の割合

自分の本の読まれるページ数=本を知ってもらう機会の多さ×実際に本を読んでくれる人の割合×1人が読むページ数

そして、この因数を高めるには、次のことが重要であると考えられます。

kindle出版で多くのロイヤリティを稼ぐためには以下の要素が重要と推察

  • 多くの読者に自分の本を認知してもらう。
  • 読者に手に取りたいと思わせる本や周辺環境を作る。
  • 読み始めた読者が最後まで読んでくれる本を作る。

恐ろしく無難な結論です、しかし、私はこれらの要素を高めるための行動ができていませんでした。

反省も兼ねて、これらの要素を高めるために私は何をすべきだったか、実際にはどのように行動していたのかを振り返ってまいります。

要素① 多くの人に自分の本を認知してもらうためには

さて、要素①である本を多くの人に認知してもらうためには、以下のことが重要だと思います。

1-1. 本の宣伝をする

多くの人に知ってもらいたければ宣伝をするのは当たり前ですよね。

ここでいう宣伝とは、一般人が多くの人にできるという点で、SNSでの不特定多数への宣伝に絞ります。

成功するためにはこうすべき

X(旧Twitter)などのSNSには、kindle作家の方や、自分が書いた本に関連した内容に興味がある方が多くいらっしゃることでしょう。

そこで、本を出版するたびにSNSで発信することは重要であると感じます。

それも、一時的ではなく、継続的に行うことで、より多くの人に認知してもらえることでしょう。

実際の筆者の行動

一応Xで気が向いたら宣伝のようなポストはしていたのですが、継続的には全く行っていませんでした。

一度ポストしたら、そのままほったらかしですぐにネットの海に消えていったことだと思います。

そもそもまともなSNS運用ができておらず、他者との交流も極めて限定的だったため、論外と言って差し支えなかったと自戒します。

1-2. 多くの人が興味あるテーマを扱う

多くの人が興味を持って調べることに関連した内容でないと、そもそも出版した本は認知されづらいです。

もちろん、魚がたくさんいる釣り場には、多くの人が集まるので要素②という点では厳しくなりますが、ドブ川で釣りをしても、そもそも要素②にたどり着くことすらできません。

成功するためにはこうすべき

やはり、多くの人が興味がある内容を取り扱うことに尽きますよね。

例えば、ラッコキーワードなどのGoogleのワードごとの検索ボリュームを計算するツールを使って、潜在的に需要が多い分野を知ることができます。

または、もっと簡単にSNSやTVなどで話題となっている事柄を取り扱うだけでも十分かもしれません。

実際の筆者の行動

私は『真面目マッサージ』という気持ちの良いマッサージの描写(肩揉みなど)が好きで、その描写がふんだんに入った自作小説を書いていました。(本ブログでも公開しています)

ニッチなジャンルなので、稼ぐという視点からは外れていますよね。

要素② 読者に手に取りたいと思わせる本や周辺環境を作る。

さて、ここからは無事に読者の検索に引っ掛かり、amazonで自分の本が表示されている状態を考えましょう。

下の図で、ダメな例として私の著作を左に、参考になる例としてしゅーぞーさんの著作を右に示します。ジャンルは全然違いますが、そんなのはどうでもいいほど雲泥の差があります。

正直もう記事を書くのやめたくなってくるくらい恥ずかしいですが、もう少し死体蹴りを続けつつ分析していきます。

2-1.手に取ってもらえる表紙を作る

見ての通り、表紙というのは重要なファクターです。上の例でも分かる通り、本を手に取ってもらうためには、表紙を作り込む必要があります。

成功するためにはこうすべき

デザインをある程度学んで時間をかけて自分で作成する。

あるいは最近ではクラウドソーシングサービスなどを活用して外注することなどが必要です。

いずれにせよ、商業出版されている本にも負けないクオリティのものを仕上げる必要があります。

さらにはしゅーぞーさんの本は、表紙を見るだけで中身が想像できる仕上がりです。

実際の筆者の行動

中学時代の美術の成績が5段階評定で2の筆者が、Canvaというフリーソフトを使って5分で仕上げました。

真面目マッサージを知らない人からしたら何の本かもわかりません。

2-2.レビュー数を稼ぐ

やはり、レビュー数が多い本であると安心して手に取ってもらえると思います。

そのレビューが仮に低評価が多かったとしても、レビューが少ないよりは多い方がいいと思います。

まったく何の反応もされていない本が一番手に取られづらいのではないでしょうか。

また、要素③に関わってきますが、低評価でもコメントがつけられていれば、改善することもできますよね。

成功するためにはこうすべき

一番簡単なのは、身近な人や交流のあるkindle作家等に頼んで、レビューしてもらうことではないでしょうか。

Amazonのガイドラインを見ましたが、自分が出版した本のレビューを無料で、かつ中立的な立場で書いてもらうよう依頼することは規約違反にはなりません

アンリミに登録している人なら、お願いしたら引き受けてくれる人も多いでしょう。

実際の筆者の行動

なんとなく恥ずかしくてまったく周りの人に言い出せませんでした。

私の場合ジャンルがニッチなので頼みづらいところはありましたが、そもそも身近な人に読んでもらうのが恥ずかしい本を不特定多数に発信することもどうなのかなと。

2-3.紹介文を充実させ、アップデートを欠かさない

やはり、その本がどのようなものなのか、たくさんの熱量をもってアピールする必要があるように思います。

成功するためにはこうすべき

しゅーぞーさんをまた参考にさせていただきましょう。

しゅーぞーさんの本は著者紹介、著書紹介の項目が非常に充実しており、「この著者はとても力をいれて書いているな」ということが1目でわかります。

また、TwitterがXに名前が変わったことを反映していたり、2024年最新などの文言が使われています。

これを見るだけで、出版された後も情報がアップデートされていることが自然とわかり、手に取られやすくなりますよね。

実際の筆者の行動

シリーズものにも関わらずシリーズ間でタイトル等に表記揺れがあったり、著書の紹介文は目次と1言コメントくらいでした。

この記事を書くために見返してようやく思い出すという体たらくです。

要素③ 読み始めた読者が最後まで読んでくれる本を作る。

最後はコンテンツの問題ですね。

途中で離脱されるとアンリミでの収益が増えないだけでなく、同じ著者のその他の本も手に取ってもらえない可能性が非常に高いです。

反対に、最後まで読んでくれるような本を作れば、読者がファンになってくれて、要素①や要素②を同時に満たさせることも可能です。

3-1.レイアウトを読みやすくする

適切な行間をとること、改行などがなされていない(読みづらいレイアウト)と本の内容に関係なくすぐに離脱されてしまうのではないでしょうか。

成功するためにはこうすべき

レイアウトが見やすいkindle出版された本をさがし、参考にするのが一番手っ取り早いと思います。

繰り返しですが、しゅーぞーさんの本は行間、改行、強調などがまるで音楽のように綺麗で非常に参考になります。

実際の筆者の行動

この記事を書くにあたって久々に読み返したところ、一応行間だけは空けていました。

ただし、改行が変だったり、目次のジャンプ機能などが活用されていないなど微妙に読みづらい箇所もありました。

3-2.読者の求めている内容を書く

読者は時間やお金を消費して、本を読むわけです。それは、何らかの期待があるからに違いありません。

例えば、『真面目マッサージ』の小説なら読んで癒されたいということを、『新NISA』の本なら新NISAを有効に活用する方法を提供してくれることを期待して読むわけです。

そのような何かを提供できる本でないと、読者は最後まで読んではくれないでしょう。

成功するためにはこうすべき

自分で本を読み返して、表紙や本の説明文で本を手に取った読者に対して価値が提供できているかを確認する必要があります。

また、他の人からレビューをしてもらい、『このような情報が知りたい』、『ここがわかりづらい』など意見を聞くのも有効だと思います。

実際の筆者の行動

小説は勢いで書いたものをそのまま載せており、他人にチェックしてもらうことはおろか、自分で読み返しもほとんどしていませんでした。

そのため、より癒しを得てもらうためにこのような描写を入れようと言った向上心は皆無でした。

まとめ

今回の分析、反省をして改めて感じたことをまとめると、下記となります。

kindle出版で成功するためには、読者の立場に立った上で、読者に価値を提供しつづけようという熱意を持ち、動き続ける必要がある。

いいかえると、「kindle出版は流行っているみたいだから、試しに1冊出してみようかな。」というマインドで成功できる一般人は滅多にいないのではないでしょうか。

やらないよりはやるに越したことはないかもしれません。しかし、中途半端にやっても、印税もライティングスキルも手に入りませんし、自己のブランディングもできません。

最初の1冊だけならともかく、10冊にわたって中途半端なスタンスで続けてしまったことは私の致命的な失敗でした。

カピバラ

私みたいな人が減ることを祈っています。

裏技:要素①や要素②を他人にまかせて、要素③に専念したい方向け。

さて、kindle出版では、上記で定義した要素①〜③が重要であることをご理解いただけたと思います。

しかし、要素①や②は、あくまで本の執筆の前段階であり、自分は書きたい本があって、その本を書くのに専念したいという方もいらっしゃると思います。

そのような方は、kindleの出版サービスを利用するのも手です。

下記のような嬉しさがあるため、要素①と要素②は大きく楽になり、さらには内容に関してのアドバイスもしてくれるので、要素③も自然と向上するでしょう。

  • 電子書籍として最も読みやすいレイアウトへの編集。
  • 文字校正、文章校正
  • プロのデザイナーによる、表紙の作成
  • kindle出版における、アカウントの最適化
  • 出版する本の宣伝

→自分は本を執筆することだけに専念できる!

具体的なkindleの出版代行サービスとして、1500冊もの電子書籍出版をサポートした『パブフル』がございます。

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