こんにちは。世界最大のげっ歯類のカピバラです。
さて、今回も私が大好きな007シリーズの話題です。
本記事では、007シリーズの映画で最強は誰かを決めようと思います。
私は昔から最強議論が大好きです。趣味が子供っぽいとも時々言われます。
しかし、このテーマを考えたときに、ちょっと困ったことが起きました。
それは、最強と言ってもいろいろな定義があるからです。
例えば、007シリーズの悪役は大きく分けると、2つのパターンに分かれます。
1つは、その資金力と組織力と頭脳で世界に対して危機をばら撒くいわゆる黒幕タイプです。
もう1つは黒幕の手下で、その高い戦闘能力で007と対峙し、007を直接的に殺そうとする武闘派です。あとは007に瞬殺されるモブ達もいます。
しかし、黒幕タイプに関しては割と誰が最強なのか評価が難しいのが実情です。
その影響力の大きさの単純な比較はスケールが大きすぎて難しいですし、頭脳面でもそれぞれが競っているジャンルが違うため、一概に比較ができません。
じゃあ戦闘能力で決めようか!と思いましたが、それだけではまだ足りません。
007シリーズにはオーパーツとも呼べるような最新のメカがたくさん登場し、敵もそれを使いこなしています。すなわち『お前が強いんじゃなくて武器が強い』と言った状況が度々起きてしまうのです。
そこで、今回はステゴロ、すなわち素手での格闘が強い人に絞ってランキングを作りました。
007は全シリーズで同一人物(演じている人が違くても)とし、その007にどこまで己の肉体で渡り合えたかを基準に決めていきます。
それでは参りましょう!
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007ステゴロ最強ランキングTOP5
第五位 レッド・グラント 『ロシアより愛を込めて』
第5位は『ロシアより愛を込めて』に登場するグラントです。
ロバート・ショウが演じる彼は殺人の達人であり、小説版によると殺人愛好者でもあります。
特徴としては、ものすごくマッチョです。(うらやましい。)小説版の007をして「こんなやつとまともに戦えるか!」と言わしめる体格をしています。
さらには、ボクシングのチャンピオンでもあり、運動能力も高いです。
映画版でもその強さを遺憾なく発揮しており、女性とはいえ軍人のスペクターの幹部がメリケンをつけて上裸の彼の鳩尾を不意打ちで思いっきり殴るのですが、彼はびくともしませんでした。
007とのオリエント急行での戦いでもその肉体で互角以上に戦いますが、007の持つ2つの秘密兵器の前に敗れました。
ちなみにこのオリエント急行の戦いは、007マニアの筆者が全シリーズでもトップ5に入るくらい好きなシーンです。
第四位 ティー・ヒー 『死ぬのは奴らだ』
またしてもデカくてゴツい人です。
なんと、彼の片腕は義手になっており、ただでさえ巨体(身長2m超え)でパワーがあるにも関わらず、その義手がとにかく強い。
義手を使うことで両手で拳銃を粘土のように折り曲げることができ、さらには義手を使って切り裂いたり突き刺すようにして戦うこともできます。
007との戦いでは、その義手とパワーを使って終始有利に立ち回り、ついにはボンドをしめ殺す寸前まで追い詰めます。
しかし、その義手が性能はいいのに安全面でポンコツなのが仇となります。
その義手は稼働部のワイヤーが剥き出しになっており、なぜかボンドの近くにあったニッパーでワイヤーを切断され、義手が窓枠を掴んだ状態で完全に固定されてしまい、最終的にはボンドに列車の外に叩き出されました。
ただし、義手はちぎれて列車に残りましたが、本人は生きている可能性もあります。
第三位 Mr.ヒンクス 『スペクター』
またしてもデカくて(略)
まずタフネスがすごいです。この作品ではボンドカーから火焔放射が出てくるのですが、クルマ越しとはいえ火焔放射を喰らっても平然としており、燃えて焦げかかっている車から悠然と出てきます。多分岩タイプですね。
もちろんパワーもあり、スペクターのメンバーの首をへし折るというボンドシリーズでは珍しい一撃必殺技を繰り出します。
そして、ボンドとの高級列車での戦い。クレイグボンドは基本的に素手での戦いで負けそうになることはないのですが、ヒンクスには終始圧倒されています。
普段なら武器を持っている相手を素手でいなすのがボンドなのに、この戦いではアイスピックや火のついたランプなどの武器をボンドが使い、相手は終始素手です。なんで襲撃してきているのに武器を持っていないのだろう。
そして、ボンドはついにノックアウトされ、列車の外に放り出されそうになってしまいます。しかし、ここでボンドガールのマドレーヌ・スワンがヒンクスの腕を撃ち抜き、そしてダウンしていたボンドが復活します。
それでもなお片腕を撃たれてもなんともなさそうなヒンクスは暴れますが、007がロープを使った搦手でようやく列車の外に叩き出して終わります。
このあと、ヒンクスの出番はなかったのですが、誰もがこう思ったはずです。「あいつあのくらいじゃ死なないだろ。」
第二位 ジョーズ 『私を愛したスパイ』 『ムーンレイカー』
またしても(略)
身長2m18cm!体重143kg!(by Wikipedia)の007シリーズどころか世界で見ても屈指の巨漢です。
ただ大きいだけではなく、力も圧倒的であり、体重80kgを優に超える007を持ち上げ、天井に押し付けて首を絞めようとするくらいです。
それに対応するようにタフでもあり、ボンドの攻撃でもあまりひるまないどころか、パラシュートなしスカイダイビングでサーカスのテントに落ちても無傷という化け物っぷり。
その巨体に反して俊敏性もあり、距離が離れているロープウェイのゴンドラからゴンドラへほとんど助走もなく飛び移ることもできます。
そして、何よりも恐ろしいのはジョーズという名前が示す通り、鋼鉄の入れ歯で敵を噛みちぎって倒します。『私を愛したスパイ』のラストでは、ボンドによって人喰いサメのいる巨大水槽に入れられますが、逆にサメを食い殺して逃亡し、次作の『ムーンレイカー』にも登場します。
そして改心(?)し、ガールフレンドもできて無事に生き残ることができました。007シリーズの悪役で唯一といってもいい待遇です。
そもそもジョーズは007でも殺せなかったと言った方が正しいのかもしれません。
第一位 オッド・ジョブ 『ゴールドフィンガー』
やっと小さい人が来ました…
しかし、その強さは規格外です。
初登場時に007を不意打ちとはいえ一撃で昏倒させ、最低でも30分以上は気絶させていました。
なお、5位のグラントも同じように007を不意打ちで昏倒させていますが、拳銃で殴っていた上に、007は数分で目を覚ましています。
次に出てきた時にゴルフボールを握りつぶすというのは序の口で、真の恐ろしさはラスト間際でボンドとの戦いの時に見せた圧倒的なステゴロ力です。
完全に棒立ちの状態で、あえてボンドに自身の顔面を殴らせます。しかし、全くもってびくともしません。
ボンドが全力でダッシュし、ジャンプして飛びかかっても押し倒すどころか持ち上げて投げ飛ばす、砲丸よりも重いであろう金塊を投げて当てても全くひるまないなど、この男を素手で倒す方法はほぼ存在しないと言っても過言ではないでしょう。
しかもさらに裏話があり、実はこの戦闘シーンにおいて、オッド・ジョブも007も数分で爆死する運命にあります。
そのため、オッド・ジョブは007を殺す必要がなく、時間稼ぎだけをしていればいいので、むしろ遊んでいたとの説が私の中で濃厚です。
実際、上述の通り007にわざと自身を殴らせたりする他に、007に対して致命傷にならないような雑な投げ飛ばし(腕を掴んで振り回して離すような)ばかりをしてたり、手で立ち上がるようにジェスチャーして挑発したりと舐めプしているように見えます。
本気になったら、素手でボンドを瞬殺できたのではないでしょうか。
しかし、最終的にはオッド・ジョブが007を投げ飛ばした先にあった高圧電流のコードにより感電させられ、逆転負けを喫します。
完全にボンドの不意打ちの形でしたが、オッド・ジョブは文字通り試合に勝って勝負に負けたのでした。
あとがき
いかがでしたでしょうか。
007シリーズにおけるステゴロ強者を集めましたが、全員007とタイマンならおそらく勝つことができるのでしょう。
しかし、007の真骨頂はその頭の回転の速さから繰り出される臨機応変さであり、これにかなった人間は1人もいません。
この怪物達を相手にしつつ、なんだかんだ勝利を収めている007がいちばんの化け物な気はします。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
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