こんにちは。世界最大のげっ歯類のカピバラです。
2024年2月1日に、『テルマエ・ロマエ』の作者のヤマザキマリ先生が、下記のようなTweetを公開いたしました。
うおおおおおおおおおおおおお(喜び)
いや、衝撃でしたね。『テルマエ・ロマエ』の続編の『続テルマエ・ロマエ』をやるというではありませんか。
そもそも『テルマエ・ロマエ』の続編はもっと早く、具体的には10年前に『テルマエ・ロマエ』が完結した直後にはやる予定だったのですよ。
『テルマエ・ロマエ』の最終巻を見ると、当時連載されていた『コミックビーム』で続編の連載をするとの予告が載っています。
しかし、諸事情により、残念ながら『テルマエ・ロマエ』の続編はお蔵入りとなってしまいます。
おそらく、誰しも連載をするとは思わなかったでしょう。それが10年の時を経てジャンプラ掲載で掲載とは、予想外でした。
さて、本記事では『続テルマエ・ロマエ』の掲載決定を記念して、振り返りも兼ねて下記についてまとめました。
本記事では下記のことをまとめています。
- 『テルマエ・ロマエ』ってどんなお話?
- 『テルマエ・ロマエ』はどのようにして終わった?
- 『続テルマエ・ロマエ』のストーリー予想は?
- なんで続編が出るのにこんなに時間がかかったの?
それでは参りましょう。
『テルマエ・ロマエ』ってどんなお話?
そもそも『テルマエ・ロマエ』とは、ローマの公衆浴場を表します。
そのタイトルの通り、西暦130年ごろの古代ローマを舞台に、浴場専門の設計技師である主人公のルシウス・モデストゥスがお風呂の設計をする話です。
しかし、時代についていけなくなったルシウスはスランプにおちいってしまいます。
そんな時、なぜかルシウスは現代の日本に銭湯にタイムスリップをしてしまいます。
日本のシャワーや扇風機、冷たい牛乳などにルシウスはカルチャーショックを受けるのでした。
そして、古代ローマに戻ったルシウスは、その日本の文化をローマ風にアレンジすることで、一躍大人気の設計技師に返り咲くことができたのです。
その後も日本の温泉地や、一般家庭のお風呂、ウォータースライダーのプールなどにタイムスリップを繰り返しつつローマの浴場に新たな風を吹き込みます。
日本の技術(ルシウスは物語の途中までタイムスリップしていることに気づいていない)を盗んでいるようで時々後ろめたくなることもありますが、真面目なルシウスはローマ発展のために仕事に尽くしていきます。
ちなみにこの作品の見どころは、大真面目なルシウスが日本文化にカルチャーショックを受けるところと、意味不明すぎるルシウスと日本人の温かな交流。
そして、日本文化を大胆アレンジしたルシウスの設計するお風呂だと思います。
しかしそんな折、ルシウスはタイムスリップをした日本から帰れなくなってしまいます。
そこで、タイムスリップ先の旅館に雇ってもらうのですが、そこでルシウスは古代ローマの言葉も操れる才女の小達さつきと出会います。
小達さつきはその旅館が実家なのですが、凄まじい頭脳と古代ローマへの興味から大学で研究をしていました。
旅館のトラブルをそのたくましさから解決していくルシウスにさつきはだんだん惹かれていき、ついにはルシウスと恋仲になったところでルシウスは突然古代ローマにもどって(ルシウスの意思関係なくとばされて)しまいます。
考古学者でもあるさつきは執念でルシウスの時代の痕跡を見つけ出しますが、そこでさつきが古代ローマにタイムスリップ、ルシウスと再会します。
そして2人は結婚。新しい皇帝の就任式のタイミングでさつきの妊娠が発覚したところで物語は終わります。
『続テルマエ・ロマエ』のストーリー予想は?
とりあえず、2024年2月1日時点の公式発表では、再び60になったルシウスが日本と古代ローマの温泉を行き来するようになったこと以外は不明です。
しかし、行き来するようになったということから、ルシウスだけではなく結婚相手である小達さつきもタイムスリップして現代の日本に里帰りする展開はありそうですね。
また、『テルマエ・ロマエ』の最終話で、ルシウスと皐月の間には子供ができていましたが、ルシウスはその時から10年以上歳を重ねていると思われるので、作品には2人の子供も出てくると思われます。
案外、その子供に主軸を置いた話になるかもしれません。
また、『テルマエ・ロマエ』最終巻の予告では、さつきの祖父の話も描くとのことでしたので、ローマ以上に日本のさつきの実家の旅館がフィーチャーされるのかもしれません。
日本の技術をローマに持ち込むことが多かった『テルマエ・ロマエ』とは反対に、『続テルマエ・ロマエ』では、さつきとルシウスで協力して、ローマの文化を日本に持ち込むのもありかも。
『続テルマエ・ロマエ』の連載はなんでこんなに遅くなったのか?
さて、本来は『テルマエ・ロマエ』の続編は2013〜2014年ごろには開始するとの予告がありました。
それが、なぜ当時連載が再開されなかったのでしょうか。
有力なのは映画化の際に原作者と出版社の間でのトラブルが原因だという説です。
具体的には、『テルマエ・ロマエ』を映画化した際に、興行収入はなんと58億円にものぼりました。
しかし、出版社側が作者のヤマザキマリ先生に支払った金額は、わずかに100万円だったというのです。
さらには、ヤマザキ先生はこれらの金額設定について十分な説明を受けておらず、出版社に対して不信感を抱くようになったと言われています。
言ってみれば原作者がいないところで原作の価値がいくらなのか話が勝手に進んでいっているということですね。確かにあまりいい気持ちはしないでしょう。
とはいえ、今回『続テルマエ・ロマエ』の報告のTwitter写真では、ジャンプラの担当編集とコミックビームの元編集長とヤマザキマリ先生が写真を撮っているので、円満に和解したということかもしれません。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
もうすぐ、再びテルマエ・ロマエがみられるということで非常に楽しみです。
前作もわずか6巻ながら、900万部の売り上げを記録し、その売り上げ以上の面白さがありました。
今回も、週に一度の楽しみができました。
それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
コメント